何も持たざる者 2
この前当店の写真を撮りに来て頂いた業者の方から”ブログ更新しないんですか?”
と聞かれたぞと父から聞きこんな拙筆を楽しみにしてくれている人がいるんだなと一人で感動していました。
これからも頑張って更新していきます!
前回までのあらすじ
カナダに到着して就職活動する前に携帯電話番号を入手しなければいけないので”YESかNO”しか言えない日本人が店に行きなんとか番号を入手したのだった。
携帯電話を入手後まず初めに思ったのは”今日はもう帰っていいんじゃね? メッチャ頑張ったし”
仕事を探しに来たのに携帯の契約しただけでギブアップ寸前
でも悲しいことに人間、働かなければ食べてはいけません
カナダにきてホームレス生活だけは避けなければいけませんし何よりお金が無くなったら冗談抜きで餓死します。
金はなくなる一方だし誰も助けてくれないし…..
いい、最高ですね (笑)
燃えてきます、昔から逆境が好きっていう変ったところがあって
こういう難しい状況であればあるほどワクワクが止まりません
宿に帰り今見るとお粗末な履歴書を作成、予め用意しておいた英語表記の調理師免許と日本での在職証明書と共に目星をつけたレストランに
バスの乗り方すら分からないので1時間ほど歩いて目当てのレストランに到着
ドアの前に立つと恐怖感が襲います。
言葉もわからない、異国の地で俺は履歴書をもって働かせてくれって言おうとしている、ただ単純に怖いという感情
まごまごしてても始まらないとドアをノック
中から従業員と思われる方が出てきて
”Hello, what can I help you with?” と聞いてきます
この時点で口の中はパサパサ、どもりながらも”ここで働きたい!”と何とか伝えました。
何とか会話をしその後また連絡するという事で終了
また1時間の帰り道を歩く途中に
バンクーバーの高層ビルに見下ろされ、威圧されている様に感じながら
”いまに見てろよお前ら全部飲み込んでやるよ”と
ビビらないように自分を鼓舞しながら宿へと帰りました。